BookReport「あたりまえを疑え/澤円」

澤円氏の著書「あたりまえを疑え」を読みました。




仕事に対する考え方などとても刺激になったので、私なりの考察を書きたい思います。

本の内容

本のタイトルの通り、あらゆる場面における「あたりまえ」に対して「疑う」視点を持つことの重要性を説いています。そして、疑うことでみえてくる本質を見極め、いかに自身の成長に繋げるか、というのが全体を通しての主張であると感じました。

本の章立ては以下の通りです。
  • CHAPTER01 時間・タスクを疑う
  • CHAPTER02 ルール・慣例を疑う
  • CHAPTER03 コミュニケーションを疑う
  • CHAPTER04 マネジメントを疑う
  • CHAPTER05 自分自身を疑う
章立てからもわかるように、いろいろな視点から常識や無意識な慣習について疑問を提示しています。文章はとても読みやすく「こんなルールあるよね?」「こんな人いるよね?」といった具体例が多く登場し非常にイメージしやすく読みやすかったです。

また、澤氏はVoicyという音声メディアでの情報発信を行っており、澤氏のVoicyを聞いている読者の中には、本を読みながら澤氏本人が語りけてくるような感覚になったそうです。

この本を読んで

私にとって刺さった言葉をいくつかあげたいと思います。
  • 外のものさしを持つこと(CHAPTER01/p53)
今の会社でそれなりに仕事をこなし、上司からある程度信頼を得るようになりましたが、漠然と「このままでいいのか?」という思いでいました。親会社と限られた協力会社とのやり取りだけしかない環境で、自分は成長できているのかという不安を感じていました。
「外のものさし」をつかって自分を客観的に見ることで、漠然とした不安を自らの課題に具体化することができました。

  • 正解を探す呪縛から解放されよう(CHAPTER02/p93)
著書のなかで、成長するためには失敗を許容する環境を作ることが重要である指摘しています。ここ最近の私の仕事への姿勢も無意識に失敗を恐れ、出来ることしかやらないようになっているのではと気付かされました。成長するためには挑戦しなくてはいけない。このようなマインドをしっかり持ちたいと思いました。

  • マネージャがやらなければならないのは、モチベーションが上がる環境を整えること。(CHAPTER04/p165)
会社の昇進試験に向けて勉強をしているタイミングだったので、管理者が担うべき仕事としてとても参考になりました。私は部下が仕事しやすい環境を作ること・その仕組みづくりが管理者の仕事としてとても重要であると考えるようになりました。

  • 「なりたい自分」を言語化する(CHAPTER05/p203)
著書のなかで、自分自身を疑うことで、なりたい自分に近づくことを説いています。
私は、社会人として10年近く仕事をしてきて、これまではとにかく与えらえた仕事を全力でこなすことに一生懸命になって自分がどのように成長してるか考える余裕はありませんでした。
自分はどうなりたいのか常に考え、言語化し具体的に考えることで次にどんな行動をとるか主体的に選択して成長していきたいと思います。

さいごに

著書の中で、繰り返し述べられていたことは「アウトプット」することの重要性でした。
社内に埋もれているだけでは面白い仕事はできない。積極的に世の中に向けて発信してアウトプットすることで「外のものなし」をみがき、「なりたい自分」は何か常に自問して、自らの成長を図っていきたいと思います。



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