【Excel】組合せ表で試験パターンを作成する

いちよう私もシステムエンジニアの端くれとして、総合試験の試験設計を行ったりします。試験設計の考え方やチェックリストの形式など会社によって様々だと思います。

今回は、簡単な例として排他制御の機能に対する試験で、機能同士の組み合せをExcelで組み合わせ表をうまいこと作る方法を考えます。

さくっとやるならやっぱりExcel

やりたいこと


以下のような組み合わせ表をExcelで作成して、〇を付けた機能同士を試験したいとします。そこでこの〇がついた機能同士を文字列で取得します。
    端末②で実行
    A機能 B機能 C機能 D機能 E機能 F機能 G機能 H機能 I機能
端末①で実行 A機能                
B機能                
C機能                
D機能                
E機能                
F機能                
G機能                
H機能                
I機能                

ほしい文字列はこんな感じとします。
 A機能 と A機能 の組合せ
 B機能 と C機能 の組合せ
 C機能 と F機能 の組合せ
 D機能 と E機能 の組合せ
 E機能 と D機能 の組合せ
 F機能 と H機能 の組合せ
 G機能 と B機能 の組合せ
 H機能 と I機能 の組合せ
 I機能 と G機能 の組合せ


これができると、この文字列をチェックリスト等にコピペするだけでチェックリストの作成が簡単にできそうです。

実際にやってみる


今回は、各行に対して、どの列に〇がついているか取得し、取得した値でA機能~I機能いずれかを取得する方法をとりたいと思います。

今回は以下の関数を使用しました。
使用するExcelの関数:

  • MATCH
  • INDEX
使用している様子は、以下の図を参照ください。

MATCH関数・INDEX関数で機能名を取得
まず、M列に作成したMATCH関数で〇がどの位置にあるかを取得します。

次に、N列に作成したINDEX関数で取得した位置にある機能名を取得します。

最後に、O列で、各行の機能名(端末①)と取得した機能名(端末②)を&で結合して表示させています。

これで、O列に欲しい文字列を表示することができました。
O列に表示させる文字列を変えればいろいろ活用できます。
例えば、
 端末①で*機能を実行中に、端末②で*機能を起動する。
というような文字列を生成すれば、試験チェックリストの試験手順を埋めることができますね。




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