【情報処理技術者試験】合格までの道のり(ネットワークスペシャリスト)
情報処理推進機構(IPA) |
受験時の業知識レベル
業務においてネットワーク構築等の経験はありません。NW試験の受験時点で、基本情報、応用情報、セキュリティ、データベースまで合格しています。
チャレンジ回数
2015年~2017年の計3回受験し、2015年、2016年は午後1試験で50点台前半でした。午後1試験の時間制限に苦しんでいました。
2015秋 不合格
初挑戦は午後1で× |
2016秋 不合格
2回目の挑戦も午後1で×。前回より悪い結果に… |
2017秋 合格
午後1、午後2ともギリギリですが何とか合格 |
勉強の中身とコツ
午前1
免除午前2
試験一週間前からIPAのホームページから過去問を過去5年分印刷して1周目は全問解答して、2周目以降は間違えた問題のみ
知らない用語などは意味を調べてノートにまとめていました。
午後1
試験2か月前から購入した問題集(過去問)をひたすら解いていったのですが、以下の点に注意しました。
- 記述式の問題は自分の解答と模範解答で見比べて、問われている内容に対して本文中のどこから解答を拾っているかや、模範解答と同じキーワードを盛り込めているかといった観点で、振り返りを行う。
- NW試験は、技術的な用語の理解が不可欠なので、頻出の用語はネットで検索するなどして、自分なりに理解した内容をノートに絵を描いてまとめる。(絵を描くのが重要です。)
- 知識の習得にあたって、ある程度試験問題に特化して勉強する必要があるので、ポケットスタディで抑えるべき知識を絞りました。(通勤電車の中で流し読み)
特に頻出の用語
当時のノートを振り返ってみると特に以下の用語を重点的にまとめていたので、出題傾向が高いです。(体系だってなくてスミマセン)- 無線LANの規格(規格名(IEEE802.11a等)、周波数(54GHz等)、変調方式(OFDM等)、最大伝送速度(54Mbit/s等))
- CSMA/CA with ACK と CSMA/CA with RTS/CTS
- NICチーミング
- VRRP
- DNSの資源レコードの種類(特にAレコード、MXレコード、NSレコード、PTRレコード)やゾーン転送、権限の委譲など
- NATとNAPT
- SMTPコマンド
- STP(スパニングツリープロトコル)自動でループを解消する流れをおさえる
- RARP
- GARP(Gratuitous ARP)
- チーミング、リングアグリケーション、スタック接続
- IEEE802.1Xと関連用語(サプリカント(PC)、オーセンティケータ(認証SW)、認証サーバ(RADIUSサーバ))や認証の仕組み
- ルーティングプロトコル関連(RIP、OSPF、BGP、MPLS)
- SNMP
- DHCP(メッセージの種類と役割:DISCOVER、OFFER、REQUEST、ACK)、DHCPリレーエージェント、DHCPスヌーピング
- MACアドレスの構成
- VLAN(ポートベースVLAN、タグVLAN)
- ファイアウォール
- LB(ロードバランサー)
午後2
午後1が突破できれば、午後2試験で要求される知識は変わりないので、特に午後2用の勉強はしていません。使った参考書
iTECやTAC等の参考書を使用しましたが、TACが一番問題に対する模範回答・解説が充実していた(自分に合っていた)と思います。また、問題集は予想問題集より過去問題集の方がいいと思います。ネットワークスペシャリスト 合格トレーニング
リンク
ポケットスタディ ネットワークスペシャリスト [第2版] (情報処理技術者試験)
村山 直紀
リンク
感想
要求される知識量や技術そのものの難しさを考えると、高度試験の論文系以外(セキュリティ、DB、NW、エンベデッド)の中では一番難易度が高った気がします。3回目の挑戦でだいぶ知識が定着してきた感じがしました。
結構、苦労してとった気がしますが、終えてみると要求されている知識レベルはやはりネットワークの基礎的な内容で勉強した内容は、結構業務でも活きていると思います。
(ネットワークを専門にやっていない人も抑えておくべき必修科目ですね。)
コメント
コメントを投稿